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岐阜県木の国・山の国県産材利用促進表彰 木製品部門 最優秀賞 を受賞しました

岐阜県木の国・山の国県産材利用促進表彰 木製品部門 最優秀賞 を受賞しました

この度、KASHIWA 製品のHINOCO(ヒノコ)が、「令和6年度岐阜県木の国・山の国県産材利用促進表彰 木製品部門」にて最優秀賞を受賞いたしました。

「岐阜県木の国・山の国県産材利用促進表彰」とは、岐阜県が「岐阜県木の国・山の国県産材利用促進条例」に基づき、県産材の利用の促進に関し顕著な功績がある者を表彰するもので、表彰は「木造建築部門」「木質化部門」「木製品部門」の3部門があります。今回が初めての表彰となります。

HINOCO(ヒノコ)

 

【製品が生まれた背景】

岐阜県を代表する木材・東濃檜。檜は密度では広葉樹に劣るものの、伐採から徐々に強度を増す特性や、美しい木目と芳香から特別な建築に使われてきた素材です。現状、弊社商品は使い慣れた輸入広葉樹が主であり、木質特性の異なる針葉樹主体の県産材を有効利用できずにいました。この魅力ある素材を自宅や旅先でお客様に楽しんで頂きたい思いと、地域性生産物の価値を伝える弊社家具生産の新たな一歩目とするべく、本製品の企画・デザインにあたりました。 HINOCO は、優れたものを意味する「檜 / ひ」から生まれた小さな「子 / 存在」、県産の素材や価値を伝えるきっかけ「ひのこ」になって欲しいと思います。

 

【デザインの経緯とその成果】

東濃檜の魅力を「家具」として提案するにあたり、既存家具の素材変更ではない「檜の家具」を目指しました。家具用材として東濃檜を再度検証し、曲木に向く特性や面で使用することで木目の美しさが際立ち、構造強度も確保しやすいことが分かりました。檜の薄板による 2 種類の部品で、椅子に求められる強度・耐久試験の基準をクリアし、結果的に地元製材所の建材端材も活用できました。

機械と職人の技術を使い分けることで量産可能な、県産材や地場産業の魅力があふれる新しい家具が生まれました。

 

KASHIWAはこれからも、国産材の造形美・機能美追求と流通拡大による森林資源の循環促進を目指し、端材を使った商品の開発やロス削減活動など、木材資源を積極的に有効活用できるよう取り組んでゆきます。

 

<岐阜県ホームページ>

令和6年度岐阜県木の国・山の国県産材利用促進表彰