ABOUT KASHIWAKASHIWAについて

受賞歴

受賞歴

2024年度
グッドデザイン賞

家具用塗装
SIRASU

シラス塗装

審査委員の評価

建築の壁面素材として実績のあるシラスを、家具製造で培った知見や技術を活かし、家具用の塗装材に巧みに応用している点を評価した。この塗装材は、職人的な技術を必要とせず、作業のしやすさと高いメンテナンス性を備えているため、家具に新たな価値を提供している。必要な機能を十分に満たしつつ、素材の特性を活かした色合いと優しい手触りのテクスチャーを生み出す本製品は、天然資源活用の可能性を広げる存在である。

2021年度
グッドデザイン賞

スツール
HINOCO|HYC01

ヒノコ

審査委員の評価

地域性生産物の価値を伝える研究と取り組み。建材として使われてきた、県を代表する木材である東濃檜を自社のこれまでの知見から家具用材として検証する。曲木として曲面で使用することで木目の美しさと構造強度を両立させ、製材の事情による限られた長さをデザインによって解決し活かしている。端のディテールまで美しく仕上げ技術の高さが現れている。曲げわっぱを彷彿とさせ、柔らかく温かみのある美しい木目の外観が魅力的である。

2017年度
グッドデザイン賞

イージーチェア
THE ZEN|LLC41F・LLC41A

ループチェア

審査委員の評価

ホテルや旅館のロビー、あるいは畳の部屋で使用すること、つまりは使用する空間を明確に想定して開発したことが、このチェアにひとつの特徴を与えている。ウィンザーチェアの形式を踏襲したラウンジタイプのチェアであるが、身体を包み込むように数多く配置したスピンドルはクッションがなくても背中を快適に支えることに貢献している。また、背もたれに面材を使用していないため、視線が抜けて空間に圧迫感を与えない。畳の上で使用することを考慮した脚先の形式が、この椅子のキャラクターにもなっている。

2016年度
グッドデザイン賞

サイドチェア
CHIC|PDC01K・PDC02K

シック サイドチェア / シック アームチェア

審査委員の評価

「座り心地が抜群にいいダイニングチェア」という課題に、斜に構えず真正面からアプローチしている。そのための最重要部品を「背部」に設定し、新たな製作技術の発見によって生み出された形式も独特の表情を持っている。ゆったりとした包み込むような座り心地は特筆すべきものであった。また、サイドチェアとアームチェアの二つのバランスもシリーズとして良くまとまっている。

2015年度
グッドデザイン賞

サイドチェア
LEI|LDC01F

レイチェア

審査委員の評価

背のループ形状が特徴的なウインザーチェア。近年のクラフト的趣向から人気が高まってきているウインザーチェアだが、このウインザーチェアの特徴はコンパクトで驚くほどに軽量であること。構成パーツそれぞれを細く小さくし、背のループが座面とその下の貫に接合され強度を保持させ高い技術を感じさせる。ウインザーチェアー構造の審美性を保ち、さらに日本の住空間に合う椅子へとリデザインしたウインザーチェア。ブナの木肌とカラーリングどちらもインテリアデザインの幅を広げてくれそうだ。

壁面パネル
MOSAIC

モザイク

審査委員の評価

家具製造時に出る端材を利用した無垢の木材による壁面パネル。従来廃棄していた材料に着目し、それらの質を維持したまま再利用した製品で、施工時に縦の目地が無い壁面を実現するパネル仕様が高く評価された。本物素材を手軽にオーダーできるしくみは、日本のインテリアデザインの向上に貢献すると考える。また木材を無駄なく使用しようというものづくりのマインドも評価された。

2014年度
グッドデザイン賞

サイドチェア
CIVIL|CC71K

シビル チェア

審査委員の評価

背を支えるスポークと前脚の連続する美しさ、すっきりとした全体のバランスと座り心地ともに評価。日本の住空間をダイニングスペースを考慮したサイズは大き過ぎず、また重過ぎることもない。使い易いダイニングチェアといえる。無垢材を削りだしたそれぞれのパーツは、手触りが滑らかで良い。ウォールナットとオークのコンビネーションは自然の濃淡色を飽きることなく楽しめる。後ろ姿も魅力的、長く使い続けられる丈夫で美しい椅子。

2013年度
グッドデザイン賞

サイドチェア
BOSS STYLE|EDC52A・EDC52W

ダイニングチェア

審査委員の評価

日本の住環境に馴染む削りだしの木質感と丸く優しい表情の背もたれと座面のゆったりとした存在感のデザイン、そしてダイニングチェアの座り心地を追求し、サイズを含めた「寛ぐ」スタイルを提案することで、より快適に過ごすことの出来るダイニングルームの椅子として評価できる。個性的でありながら、食事に即した機能を満たしながら、より快適で寛いだ座り心地を実感できるダイニングチェアのサイズの範囲内で、最大限ゆったりとした感覚を実感できるスタイルを実現している。背中から回り込む無垢材の削りだしのアームは、座り心地の邪魔をすることなく触り心地良く、肘をしっかりとホールドする様に設計されている。食事をするシーンと、寛ぐというシーンを一つの空間で提供できるように考えられた椅子は、ダイニング、リビングといった固定した考え方を超えて、新しい生活空間創造の提案に繋がる点も評価した。

イージーチェア
BOSS STYLE|ELC51A・ELC51W

イージーチェア

審査委員の評価

日本の住空間のリビングスペースを構成するべく、ソファーに変わり新しい動きや遊びのあるリビング空間を創造する個性的なイージーチェアとして、寛ぐことのできる低い座面の座り心地の追求と、木の優しさ・温もりを大切にしながら、長時間使用した際の姿勢などの変化に対応し、自由な姿勢での使用を想定した新しいタイプのリビング用イージーチェアとして評価した。背面と座面のラウンドした丸い形状に合わせるように背中から回り込むように円弧を描くアームは肘を支え、全体のキャラクターと優しい表情を生み出すと同時にリビング空間に自由な動きと優しい表情を作り、配置により様々なシチュエーションに対応する。リビングだけでなく、ラウンジスペースなどのパブリックスペースでの使用の可能性を感じる点も評価した。

2008年度
グッドデザイン賞

サイドチェア
GECCA(月華)|GDC11

サイドチェア

審査委員の評価

竹という日本的な素材を活かし、素材感を保ちつつ、どのような空間にもそぐう質感のある椅子となっている。工芸の技術レベルの高さを感じる。

ソファ
GECCA(月華)|GLS53

ソファ3P

審査委員の評価

同時受賞した椅子と同シリーズのソファ。竹を使おうという試みが、デザインに昇華されている好例。素材の特性を活かした形状が独自の美しさにつながっている。

1998年度
グッドデザイン賞

サイドチェア
Takayama Wood Works|W523

キッチンチェア

カウンターチェア
Takayama Wood Works|W512・W514

ハイチェア

イージーチェア
Takayama Wood Works|W560

イージーチェア

1996年度
グッドデザイン賞

ソファ
FLOORA CHAIR

フロアーチェア

ソファ
FLOORA EASY CHAIR

フロアーイージーチェア

ソファ
FLOORA LOVE SEAT

フロアーラブチェア